宇良和輝(Ura Kazuki)
宇良和輝(うら かずき、1992年6月22日生まれ)は、日本の大相撲力士です。大阪府寝屋川市出身で、木瀬部屋に所属しています。独特の低い体勢と多彩な技を駆使する相撲スタイルが特徴で、「技のデパート」や「忍者相撲」などの愛称で親しまれています。
プロフィール
- 名前:宇良 和輝(Ura Kazuki)
- 生年月日:1992年6月22日
- 出身地:大阪府寝屋川市
- 身長:175cm
- 体重:139kg(2024年時点)
- 所属部屋:木瀬部屋
- 得意技:押し、足取り、肩透かし、猫騙し
- 最高位:西小結(2024年1月場所)
経歴
幼少期・学生時代
宇良関は4歳で相撲を始め、小学3年生の終わり頃からレスリングにも取り組みました。中学時代はレスリングを中心に活動していましたが、高校進学時に相撲部のある京都府立鳥羽高等学校に入学し、再び相撲に専念しました。
高校時代は体格の小ささから苦労し、稽古では指名されないこともありましたが、関西学院大学教育学部に進学後、1年次に全国学生相撲個人体重別選手権65kg未満級で優勝し、頭角を現しました。
大相撲入門
2015年3月場所で初土俵を踏み、持ち前の素早い動きと技巧を活かして順調に番付を上げていきました。2016年5月場所で新十両昇進、2017年3月場所で新入幕を果たしました。
怪我との闘い
2017年の名古屋場所で左膝を負傷し、長期のリハビリ生活を余儀なくされました。その後、右膝の怪我も重なり、番付が序二段まで陥落しましたが、2019年11月場所から復帰し、再び番付を駆け上がりました。
幕内復帰と三役昇進
2021年7月場所で幕内復帰を果たし、独自の取り口で勝ち星を積み重ねました。2024年1月場所では西小結に昇進し、キャリア最高位を記録しました。
代表的な取り口・特徴
- 足取り:相手の脚を取り、転がす技。宇良関の代名詞とも言えます。
- 猫騙し:仕切りの際に相手の意表を突く手拍子を打ち、心理戦を仕掛けます。
- 肩透かし:相手の体勢を崩して倒す巧みな技術です。
- 多彩な動き:低い姿勢を保ち、柔軟な動きで相手の攻撃をかわすことが特徴です。
宇良関の魅力
宇良関の相撲は、伝統的な押し相撲とは異なり、変則的な動きと独特の技が魅力です。身長175cmと小柄ながらも、鍛え抜かれた体と技術で巨漢力士に立ち向かう姿勢が、多くのファンを惹きつけています。
まとめ
宇良和輝関は、怪我を乗り越えながらも進化を続ける大相撲力士であり、今後の活躍が期待されます。伝統的な相撲の枠を超えたユニークな取り口で、多くのファンを楽しませる存在となっています。
宇良和輝関
レスリングの経験を活かした撞木反り、居反り、足取りなどの珍しい技を繰り出す取り口の相撲は「アクロバット相撲」と評され、宇良関が土俵に上がると場内が非常に盛り上がります。
by Hiroki Fujimoto